名作椅子といえばかならずといって良いほど名前の上がる、Yチェア。
我が家でもお迎えして愛でていますが、北欧インテリアの代表格のようなアイテムです。
今回はそんな名作チェアについてご紹介していきます。
Yチェア(CH24)とは
Yチェアは、デンマークのデザイナーであるハンス・J・ウェグナーがデザインした名作チェアです。「CH24 Wishbone chair」が正式名称になっていて、カール・ハンセン&サンから現役で販売されています。
背もたれがYの形を描いていることから日本では「Yチェア」の通称で親しまれていますが、海外では鳥の骨のような形に見えるということで「ウィッシュボーンチェア」の正式名称の方が一般的だったりします。
Yチェアの特徴と魅力
曲げ木の技術がどう、背もたれのカーブが人体に馴染んでどうという機能的な部分は公式サイトでご覧いただくとして、ここでは一人のユーザー目線からYチェアの魅力をお伝えしていきます。
様々なテイストに馴染むデザインと雰囲気
Yチェアは素材やカラーバリエーションが豊富で、例えばオーク材をつかった木目を活かした塗装のものもあれば、我が家にあるようなビーチ材で木目をつぶした漆黒の塗りがされているタイプなど様々あります。
北欧ナチュラルや北欧ヴィンテージはもちろん、うまく組み合わせればインダストリアルなインテリアにまで合いそうな、万能なチェアというところが大きな魅力です。
つまり暮らしている間にインテリアの好みが変わったとしても、きっと10年、20年と長い間一緒にいられるチェアだと思っています。
だいたい皆が「良い椅子だよね」の評価をしてくれる
デザイナーズチェアといえば、好みによって好き嫌いが出るものも多いかと思います。しかしYチェアの場合は、だいたい誰に聞いても「良いよね」と答えるような、そんな印象のチェアです。
もちろん自分の家に取り入れるインテリアは自分の好きなようにするのが正解だと思っています。しかしライフステージの変化でママ友ができたり、友人家族が来るようになったりと暮らしの状況が変わった場合でも、誰が見ても「いい椅子だよね」と思ってもらえそうなのは嬉しいところですよね。
家だけじゃなくオフィスの来客用の椅子や店舗などでも選びやすいと思いますし、そんな万能で素敵なチェアです。
日本で買いやすくリペアにも出しやすい
YチェアはACTUSが多く取り扱っているほか、様々なインテリアショップで購入できます。
私は札幌に住んでいるのでin ZONEというACTUSの系列ブランドで購入しましたが、対応もとてもしっかりしていましたし、もしもペーパーコードがヘタってきてリペアしたいときも、店舗に預けてお願いできることを教えてくれました。
日本で人気のチェアということもあり、購入する際も安心感があります。
Yチェアのリプロダクトと本物の違い
Yチェアは人気のチェアだけあって、なんとなく見た目を寄せたリプロダクト品とか、あるいは背もたれが微妙に似たようなデザインの椅子などがたくさんあります。
本物のYチェアは、背もたれなどがとにかく美しいカーブを描いています。Yの部分もよく見るとゆったりとカーブしていて、絶妙に体にフィットするような作りになっており、さすがは名作と言われるだけのこだわりを感じます。
対してリプロダクト品や似せただけの商品だと、背もたれがまっすぐだったり、微妙に角度が違ったりと、Yチェアの良さがイマイチ再現されていない印象です。
もちろん料金も大きく違う場合が多くて、本物のYチェアが10万円〜20万円ほどの価格帯であることに対し、リプロダクト品は1万円台から手に入ります。
「とにかく費用は抑えたいけれど見た目はYチェアっぽいのがいい!」という場合は、リプロダクト品を失敗覚悟で選ぶ感じになるのかなと思います。
Yチェア、とてもお気に入りです
色々と名作チェアを調べていく中で、北欧のデザイナーズブランドの中では比較的リーズナブルだし、どんなインテリアにも合うし、自分たちの好きなカラーリングもあるしということで購入したYチェア。
とてもお気に入りです。
Yチェアも候補に入れつつ、ぜひ好きな一脚を見つけてくださいね。